新田次郎「八甲田山死の彷徨」その2

偶々、青森にお招きの出張があり、「何処かご案内しましょう」という話しになった。そこで「それでは幸畑へ」と言うと、やはり地元の人としては映画や小説を知っていたのが嬉しかったのか、第五連隊のコースを案内してもらい、遭難した将兵が帰路の目印に目指した馬立場の後藤特務曹長の銅像まで行くことができた。帰りには陸軍墓地にお参りし、資料館も見学させてもらった。
さて、本の話に戻ると形式としては小説であり、後藤が江藤になっていたりと仮名になっている。執筆された1971年当時には関係者も多く生存されていたからとあとがきにある。よくよく考えてみれば、70年前の出来事だったのが、今や107年前になってしまったわけだ。中学生の時に観たり読んだりして思い入れのある物語の舞台に、偶然大人になって訪れるのはやはり感動的であり、偶然と一言で片付けるよりは、執念が引き寄せたと勝手に思っている。
(その3に続く)
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