安倍外交は公約違反か?

 竹島、尖閣への対応が甘い、公約違反だと安倍総裁への批判の声が高まっているが、果たして、甘い対応で公約違反なのかを考えてみた。

 外交とは元来駆け引きであり、しかも相手国だけでなく世界中の国々のことも考えなくてはならない。

 外交官がかなず読むといわれている吉村昭の「ポーツマスの旗」に日露戦争直前に露西亜への最後通牒を検討する場面がある。

 満洲に居座る露西亜に対し日本が抗議するも露西亜からは全くのゼロ回答しか来ない。このため、露西亜に最後の抗議を行う文書を作成する場面である。

 外務大臣小村寿太郎とお抱え外國人のデニソンが最後通牒の内容を打ち合わせをする際にデニソンが小村に日本はロシアと戦争をする覚悟があるかを問う。

 そのことが最後通牒にどう影響するのか?デニソンは露西亜と一戦交える覚悟がないのであれば強硬な内容とする、しか、戦争を覚悟しているならば穏当な内容に留めるべきだというのである。

 何となく逆のように思われるが、20世紀初頭では既に戦争は2国間だけのものではなく世界中の国が注視する中で行われるものになっていた。

 つまり、戦争をする気が無いなら文章上はどんなに強がりを言い合っていてもそれだけのこと、だが戦争を覚悟しているなら戦争が始まった後のことを考えなければならない。

 元々国力差が一ケタ違うのであるから完全勝利は望めない。ならば適当なところで何処かの国に止めてもらって判定に持ち込むしかないのが日本の立場である。

 だとしたら、日本は戦争回避に最大限努力して譲歩を重ねてきたが、露西亜の横暴のため已む無く戦争を始めたということにしないと、大国相手に戦いを挑んだただのバカにしかならならず、判定で勝負にならない。

 だから、戦争をする意志をデニソンは確認したのである。譲歩に譲歩を重ねた日本という事実を作りだすために、最後通牒は穏当にする必要があったのだという。

 さて、そこで竹島、尖閣の状況へ安倍政権がどう対応しようとしているのかを考えてみたとき、政権交代時からガンガン強気で攻め立てるべきか、あるいは最初は出来る限り話し合いでの解決を目指した対応をすべきなのか、どちらが国際注視の下での作戦として良いのかということである。

 また、国内的にも安倍憎しのいカスゴミが弱気だ、公約違反だ、と騒いでくれれば、強硬策に打って出た時にこれ幸いと言うものであろう。

 ともかく、対韓国・支那への対応について公約には2013年度という期限は無い。経済対策が待った無しの状況でもある。最後に実が取れれば良いのであって焦る必要はない。





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この記事へのコメント

トコトンおじさん
2012年12月26日 09:16
アホなマスゴミのみなさんです。
もう、就任前から円高から一転円安攻撃で、隣はすでに重症なのに・・・そんなあわてて切り札を切る必要はありません。これからです。
本間優太郎
2012年12月26日 23:28
 騒げ騒げ、カスゴミ!という所ですね。最後に、「野党やマスコミの皆さんがそこまで仰るなら仕方ない、やりましょう!」「エェ~?!」というオチかも。