トリチウムについて思う

 福一の汚染水について何らの対策を取らなくても良いとは思っていない。

 それを前提にしながら、トリチウムの問題について考えてみる。

 三重水素はβ線を出す水素の放射性同位元素であり、半減期は12.3年である。

 カスゴミは何故か解説しないのであるが、半減期が12.3年ならば100年なら2の8乗、つまり256分の1になってしまう。

 1000年なら2の81乗分の1、10の後の数字が24個並ぶ数字で割った数になってしまう…と、何が言いたいのかというと、このような性質の三重水素がなくなってしまわないのは供給を受けているからである。

 もちろん原子炉から人間が供給しているものもあるが、ここ半世紀で溜まったものではない。

 元々、宇宙線が地球の元素に反応して三重水素を生成しているのである。その他にも炭素などの同位元素も宇宙線の影響で生成し地球上に供給されている。

 そんなもの微々たるもの…と思いきや、年間 (9.6 × 10^17 Bq) が生成されている。

 ちょっと想像がつかない数字だが、10^14で100兆なので10^17は10京になる。

 つまり黙っていても自然界には100京Bqのトリチウムが毎年放出されているのである。

 しかもカスゴミが繰り返している通り、トリチウムと水素を分離することは難しいのであるが、裏を返せば水銀のような食物連鎖による濃縮は起こらないのである。

 何故か?濃縮とは化学的に選択可能であるから起こる現象なので、生物の体内で濃縮できる位なら人間様はココまで苦労していない。

 100京Bqが黙っていても自然に環境中に放出されている状況で15万Bqが漏出して、しかも生物濃縮しない、専門家が「薄めて放出したら良い」というのは、こういうことが前提になっているからである。

 つまりトリチウムを漏出しないに越したことはないのであるが、ストロンチウムやセシウムへの対策に優先するかどうかは言うまでもなかろう。いやむしろトリチウムに足を取られてこちらの核種の対策が遅れる方が拙いのではないかと思うのである。

 ①自然界でも年間100京Bqが宇宙線により環境中に放出されている。
 ②生物濃縮しない


 少なくともトリチウムに関してはこの2点はしっかり押さえてから議論すべきであるし、広報すべきではないかと思うのであるが、一向にこういう話が報道されない。

 カスゴミは意図的に情報をブロックしていないだろうかと勘繰ってしまう。

 ところで、放射線汚染の現場で汚染水処理プラントを組み立てるのも防護服を着て技術者も集めにくく大変だと思う。

 いっそ船内に汚染水処理プラントを積んだ処理船を作ったらどうだ?

 汚染地域外で熟練工や技術者が建造し出来上がったら福一に持って行けばいい。

 実は、日本の造船業界は船の注文が下火になって汚水処理やごみ処理プラントで食い繋いでいるので、こういう処理船を作るのは意外に得意ではないかと思うのであるが、関係者の方、いかがであろうか?

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この記事へのコメント

トコトンおじさん
2013年09月15日 22:55
たぶん 放射線・放射能の特性も知らず・・・たぶん、トリチウムなんてつい最近覚えた言葉で、マスゴミはいまだどんな元素なのかも知らないのでしょう。
この際、湾内に大型電極棒でも突き刺して電気分解でもしたらいいのに・・・
本間優太郎
2013年09月16日 07:37
有機水銀やダイオキシンと放射性同位元素の違いも危ないカスゴミです。無知なくせに煽る煽る!