1/144赤城カットモデルを作る-その76~「何を言っているのか分からねぇと思うが…」

 「その76」です。今回の記事は申し訳ありませんが読んでいるとポルナレフ状態になりそうな内容です。

「何を言ってるのか わからねーと思うが. おれも何をされたのかわからなかった…」

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 ボイラーからの煙路とボイラー室への給気路が煙突のところで並んでいて、このままでは煙突の中で両方が開口してしまいそうで(実際はそんなことはありえないのですが…)、どうやって模型を作れば良いかとスタックしている状況です。

 水戸のご老公から資料を送っていただきました。赤で囲った部分が問題の部分です。

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 船体から出てくる管が煙突につながる部分の構造がハッキリしません。

 赤で囲った部分が煙路でボイラーからの煤煙が上がってきます。黄色の蛍光マーカーで塗っているのがボイラー室へ外気を送る給気路です。

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 この上部の煙突の根元ですが、赤城の変形煙突の根元は5本に分岐していて、これを赤線で示しています。左に換気口があり黄色の蛍光マーカーで示しています。

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 この状況を上手く説明できる構造で作らねばなりません。ご老公としばらくやり取りしていましたが、ふと思いついたのは、煙突の根元がどうして5分岐しているのかということです。

 給気路は煙突内に開口することはあり得ない、というのは予想です。仮に開口しているのならわざわざ面倒な5分岐の構造にするはずはないのであって、分岐の「谷」の部分の床の下には給気路に関する構造物があるのではないか?と思いつきました。

 そして良く見ると煙突の左に換気口が口を開けていますが、この下には最も左(船尾方向)に給気路がありますので、これにつながっているのが自然でしょう。

 煙突左横の換気口と最後尾の給気路がつながっているとすれば、そこから残りの給気路に管が延びてつながっているのではないか?と考えてみて、果たして構造的にそれが可能かどうかを調べてみることに。

 先ずはこの模型で最前部(艦首より)は煙路になっています。カット面では給気路ですが、船内から集まってくる煙路や給気道が集まって、最終的には煙突の幅に集約されますから問題はありません。

 現在製作中のペーパークラフトによる試作品に資料を拡大コピーしてはってみます。

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この部分から

 最前部の煙路を作ってみます。

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 ここをボイラーからの煤煙が通ります。カットモデルらしくできました。

 次に最後部(艦尾側)の換気口と給気路をつなげてみます(検証なので汚いのはご勘弁を)。少し傾ければ綺麗につながります。

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 これで無理なく煙突横の換気口と給気路がつながることが分かりました。

 最後にこの換気口と給気路の接合部に他の給気路がつながることが可能かを試して見ます。

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 赤の斜線で示した配管をすれば煙路を避けて給気路をつなげることができますし、この部分は丁度煙突の根元の分岐部で谷の部分に一致していることが分かりました。

 以上から目指す模型はこのようになります。

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 煙突の根元に換気口を作り、ここから配管を伸ばして給気路とつなぎます。カット面から艦首側にも給気路があるので、前方にも伸ばすように見せます。(給気の流れは赤矢印で示しています)

 煙路は下から煙突を支える床を貫通して煙突内部に開口して煤煙を導きます(煤煙の流れは黒矢印です)

 今回は給気路、煙路の一本ずつ通してみましたが、今回のモデルでは、給気路2本、煙路3本(1本は断面)をカットした煙突に取り付けます。

 給気の共同配管が円筒になっていますが、これは想像の上に妄想を重ねた結果で確証は、今回の推理結果も含めまったくありません。ただ、こうでもしないと模型が先に進めないので、この妄想に頼って作業を進めます。

 それにしても不思議で複雑な形をどうやってプラ板で作るか…今度はそちらが悩みの種になりそうです。

 以上ですが、やっぱり「何を言ってるのか わからねーと思うが. おれも何をされたのかわからなかった…」でしょうか?

 今日はココまで。

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